日経BP社に取材いただいた記事が公開されました!

新NISAとiDeCoはどちらを優先?併用の使い分け

新NISAとiDeCoはどちらを優先?併用の使い分け

「新NISAとiDeCo、どちらから始めればいいの?」——非課税で資産形成できる2つの制度を前に、多くの方が迷います。結論から言うと、どちらが正解かは人によって変わります。この記事では、両制度の違いを整理したうえで、家計の状況や目的に応じた優先順位の考え方と、併用するときの使い分けを、具体例とともにわかりやすくご案内します。

石田健雄 FP事務所FPis代表

監修・執筆:石田 健雄(いしだ たけお)|CFP・1級FP技能士/FP事務所FPis代表

CFP1級FP技能士第一生命35年渋谷区

📌 この記事の要点

  1. 新NISAはいつでも引き出せる柔軟性が魅力。iDeCoは原則60歳まで引き出せない代わりに掛金が全額所得控除になる
  2. 「使う時期が決まっていないお金・途中で使うかもしれないお金」は新NISA向き
  3. 「完全に老後まで使わないお金」で、所得税・住民税の節税メリットを活かしたいならiDeCo向き
  4. 会社員・自営業・専業主婦など働き方でiDeCoの掛金上限が異なるため、自分の枠を確認することが第一歩
  5. 余裕があれば併用が有力。まず生活防衛資金を確保し、次に目的別に配分するのが基本の順番
タップで読みたい場所にジャンプ

新NISAとiDeCoの違いを一覧で整理

新NISAは運用益が非課税でいつでも引き出せる制度、iDeCoは掛金が全額所得控除になり運用益も非課税だが原則60歳まで引き出せない私的年金制度です。柔軟性と節税メリットのどちらを重視するかが選択の軸になります。

まずは2つの制度の性格の違いを押さえましょう。ざっくり言えば、新NISAは「いつでも使える非課税投資」、iDeCoは「老後まで動かせない代わりに節税が効く年金づくり」です。

項目 新NISA iDeCo
税制メリット 運用益が非課税 掛金が全額所得控除+運用益非課税
引き出し いつでも可能 原則60歳まで不可
主な目的 資産形成全般(柔軟) 老後資金づくり
受取時 非課税 受取時に課税(退職所得控除・公的年金等控除の対象)

ポイントは、iDeCoは入口(掛金)で節税でき、出口(受取)で課税されるという点。控除の枠内に収まれば負担を抑えられますが、受け取り方の設計が重要になります。

iDeCoの掛金上限は働き方で変わる

iDeCoの掛金上限は加入区分によって異なります。自営業(第1号)は比較的大きく、会社員・公務員(第2号)は勤務先の企業年金の有無で変わり、専業主婦など第3号にも枠があります。まず自分の上限額の確認が出発点です。

iDeCoは誰でも同じ額を積み立てられるわけではありません。働き方(加入区分)によって毎月の掛金上限が決まっています。

区分 主な対象 掛金上限の傾向
第1号被保険者 自営業・フリーランス 上限が比較的大きい
第2号被保険者 会社員・公務員 勤務先の企業年金の有無で変動
第3号被保険者 専業主婦(夫) 一定額まで

制度改正により掛金の上限や取り扱いは見直されることがあります。最新の上限額は国民年金基金連合会(iDeCo公式)や運営管理機関でご確認ください。自分の枠を知ることが、無理のない配分の第一歩になります。

優先順位の考え方|お金の「使う時期」で分ける

優先順位は、そのお金を「いつ使うか」で判断するのが分かりやすい方法です。途中で使う可能性があるお金は引き出し自由な新NISA、老後まで使わないお金は節税メリットのあるiDeCoへ、と目的で振り分けます。

「どちらを優先するか」で迷ったら、金額の大小ではなくお金を使う時期で切り分けると整理しやすくなります。

  • 数年以内に使うかもしれないお金(教育費・住宅・予備費)→ そもそも投資に回さず預貯金で確保
  • 使う時期が未定・途中で使うかもしれないお金 → 引き出し自由な新NISAが向く
  • 老後まで動かさないと決められるお金 → 節税が効くiDeCoが向く

特に、当面の生活を守る生活防衛資金(生活費の数か月〜半年分)は、投資より先に現預金で確保しておくのが基本です。土台があってこそ、長期投資を続けやすくなります。

節税メリットを重視するならiDeCoが有力

iDeCoの掛金は全額が所得控除の対象で、所得税・住民税の軽減につながります。課税所得が高いほど節税効果は大きくなる傾向があり、老後まで使わない資金なら入口の節税を活かせるiDeCoが有力な選択肢です。

iDeCo最大の特徴は、掛金が全額所得控除になることです。これにより、その年の所得税と翌年度の住民税の負担が軽くなる可能性があります。一般に課税所得が大きい人ほど、この入口の節税メリットは大きくなる傾向があります。

一方で、受け取るときには課税対象になります。ただし一時金なら退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除の対象となり、受け取り方を工夫すれば負担を抑えられる余地があります。「入口で減らし、出口で整える」——この設計がiDeCoを活かす鍵です。

節税額や受取時の課税は、所得・他の退職金・受け取り方によって変わります。具体的な有利不利の試算は、税理士やFPにご相談ください。

併用するときの順番と配分の例

家計に余裕があれば新NISAとiDeCoの併用が有力です。順番の基本は、生活防衛資金の確保→iDeCoで節税を確保→新NISAで柔軟に上乗せ。配分は目的と引き出しやすさのバランスで決めます。

どちらか一方に絞る必要はありません。余裕があるなら併用が有力な選択肢です。基本の順番は次のとおりです。

  1. 生活防衛資金を現預金で確保(土台づくり)
  2. iDeCoで節税枠を活用(老後まで使わないお金)
  3. 新NISAで柔軟に上乗せ(途中で使うかもしれないお金)

配分イメージ(あくまで一例)

タイプ 優先の置き方
所得が高く老後資金を厚くしたい iDeCoを先に埋め、余力を新NISAへ
教育費など途中の支出が読めない 新NISA中心にし、iDeCoは無理のない額で
自営業で退職金がない iDeCoの大きめの枠を活かしつつ新NISA併用

事例で見る使い分け

働き方や目的が異なる3つの事例を通じて、新NISAとiDeCoの優先順位や併用の考え方を具体的に確認します。同じ制度でも、家計の状況によって最適な配分は変わります。

Aさん(38歳・会社員)|教育費が控えている

10年後に子の大学費用が見込まれるため、途中で使える新NISAを中心に。iDeCoは家計に無理のない額でスタートし、節税も少し確保しました。

Bさん(45歳・自営業)|退職金がない

会社員のような退職金がないため、掛金上限が比較的大きいiDeCoで老後資金の土台をつくり、余力を新NISAで運用。将来の受け取り方も見据えて設計しました。

Cさん(50歳・共働き)|老後資金を厚くしたい

課税所得が高めで節税メリットを重視。iDeCoを優先しつつ、夫婦それぞれの新NISAも併用して非課税の枠を広げました。

共通するのは、「使う時期」と「働き方の枠」から逆算している点です。自分の状況に当てはめて考えることが、後悔の少ない選択につながります。

よくある質問(FAQ)

新NISAとiDeCo、初心者はどちらから始めるべきですか?
途中で使う可能性があるお金なら引き出し自由な新NISA、老後まで使わないと決められるお金なら節税が効くiDeCoが向きます。まず生活防衛資金を確保してから始めるのが基本です。
iDeCoは60歳まで引き出せないと聞きましたが不便では?
確かに原則60歳まで引き出せません。その分、掛金が全額所得控除になる節税メリットがあります。老後まで使わないお金に限定して使うと、この制約が気になりにくくなります。
両方やる余裕がない場合はどうすればいいですか?
目的で選びます。途中の支出が読めないなら新NISA、老後資金と節税を重視するならiDeCoです。無理のない金額で片方から始め、余裕が出たら併用を検討しましょう。
iDeCoの節税効果はどのくらいありますか?
掛金が全額所得控除になるため、課税所得が高い人ほど効果が大きくなる傾向があります。具体的な軽減額は所得や掛金額によって変わるので、試算はFPや税理士にご相談ください。
会社員でもiDeCoに加入できますか?
多くの会社員が加入できますが、勤務先の企業年金の有無によって掛金上限が変わります。自分の区分と上限額を、勤務先や運営管理機関で確認することが第一歩です。
新NISAの非課税枠は使い切らないと損ですか?
使い切れなくても不利になるわけではありません。家計に無理のない範囲で長く続けることが大切です。枠を意識しすぎて生活を圧迫しないよう注意しましょう。
iDeCoの受け取り方で税金は変わりますか?
一時金なら退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除の対象になります。他の退職金との兼ね合いで有利不利が変わるため、受け取り前に設計を確認することをお勧めします。
専業主婦(夫)でもiDeCoは意味がありますか?
所得がない場合、掛金の所得控除メリットは受けにくくなりますが、運用益が非課税になるメリットはあります。目的に応じて新NISAとの比較で検討するとよいでしょう。
運用商品は何を選べばいいですか?
長期・分散・低コストを基本に、目的とリスク許容度に合った商品を選びます。特定商品の推奨はできませんが、選び方の考え方はFP相談で整理できます。
制度改正で内容が変わることはありますか?
掛金上限や取り扱いは改正されることがあります。最新情報は金融庁やiDeCo公式サイトで確認し、必要に応じて配分を見直すことをお勧めします。

東京・渋谷のFP事務所FPisが選ばれる理由

FP事務所FPis(エフピス)は、東京都渋谷区に拠点を置く独立系FP事務所です。代表の石田健雄は第一生命に35年勤務し、100世帯超のお客様のお金の課題に向き合ってきた実績を持ちます。FP相談・保険・証券をワンストップで提供します。

石田健雄 FP事務所FPis代表

石田 健雄(いしだ たけお)|FP事務所FPis代表

CFP・1級FP技能士。第一生命に35年間勤務後、2025年4月に独立開業。100世帯超のライフプラン・保険・資産運用・相続をサポート。渋谷区渋谷2-19-19 ワコー宮益坂ビル5階。対面・オンライン・LINE・電話で対応。

対応エリア:東京都渋谷区周辺・首都圏全域(オンライン可)

日経BP(日経ビジネス Human Capital)に取材掲載

「70歳まで働き続けたい。
だからこそ、今このタイミングで独立するべきだ」

石田は第一生命に35年間勤め、本社所属のFPとして多くのお客様に向き合ってきました。40代で個人向け営業の最前線に立った4年間は「会社人生で最も充実していた」と振り返るほど手応えのある日々でした。

とりわけ印象に残っているのが、ご家族への寄り添いサポートです。複雑な手続きを一緒に進めてさしあげると「本当に助かりました」と感謝の言葉をいただきました。「お客様の役に立てる喜び」——その体験が石田の原点です。

2025年3月末に第一生命を退社し、翌4月1日にFPis(エフピス)の看板を掲げました。

📰 出典:「第一生命『黒字リストラ』1000人募集に約2倍応募」(日経BP / Human Capital Online)

FPisが提供できる5つの強み

  • 独立系の中立性:保険会社・証券会社・銀行のいずれにも属さず、お客様の利益を最優先
  • ワンストップ対応:FP相談・証券・保険を一貫サポート
  • 伴走型の継続サポート:年1回以上のフォローアップで継続的に見直し
  • 専門家ネットワーク:税理士・弁護士・司法書士・不動産コンサルタントとの連携体制
  • 初回相談90分無料:伴走サポート1年間も無料

📍 FP事務所FPis(エフピス)
東京都渋谷区渋谷2-19-19 ワコー宮益坂ビル5階(渋谷駅・宮益坂口から徒歩約5分)
対面・オンライン・LINE・電話・メール、すべてに対応。首都圏以外からもオンラインでご相談いただけます。

お金の不安を、ひとりで抱え込まないでください

FP事務所FPisでは、初回90分の相談を無料で承っています。ライフプラン・資産運用・年金・保険・相続まで、あなたの状況に合わせて中立の立場でご一緒に考えます。

無料相談を申し込む

よろしければシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

タップで読みたい場所にジャンプ